【心の旅路】

e0224570_1856621.jpg


ebayで$3.99(約400円)のお買い物^^

普段、ebayではなるべくモノを買わないようにしている。
届くのがとってもとっても遅いから。

せっかちだからか、掛け持ちできない性格だからか、
わからないのだけれども、どうしても到着が待てない。。
日本の通販だと「あす楽」なんていう
心ときめくシステムなどもあって、早ければ翌日、
遅くてもせいぜい一週間ほどで
商品を手にすることが出来る。
ところがebayだと到着までに一ヶ月とかはザラで、
二ヶ月近くかかったこともある。
だからヤフオクとか通販とかで探して、
見つからない時だけ利用する。

早く欲しくて待ちきれないというよりも、
どちらかというと、済んでいない何かがある状態が
とても落ち着かない感じ。
そのくせ、コレクション癖もあって日本で見つからない
古い釣り道具とかが欲しくなるからなお始末が悪い。

いつも“レアな何か”を見つけては、
「買いたい」と「待ちたくない」で葛藤し、
もー いちいち疲れてしまう。 笑
この気持ち、わかる人にはきっと
よくわかってもらえると思う。

荷物をのんびり待てる人がうらやましくて仕方がない。
気の持ちようを変えたり、
性格を変えたりしようと心掛けているけれどなかなか…


で、そんなebayでわざわざ何を買ったかというと、

↓ これ









e0224570_1856443.jpg


古いモノクロ映画の宣伝用のスチル写真。

よくみると、






e0224570_18565891.jpg


「RANDOM HARVEST」
そう、ランダムハーベストのスチル写真。

いまさらですが、
ブログのタイトル「Random Harvest」は
昔から好きだったこの映画からきています。

写真を撮りにいくときはいつも、
今日はどんな一瞬に出合えるか楽しみで、
カタチに残ったその瞬間も嬉しくて…
だから僕にとって写真は、
いろいろな被写体や瞬間に出会える偶然→「Random」
撮れた写真は心を満たす収穫→「Harvest」
なのです。
そんな思いをタイトルに込めました。


「RANDOM HARVEST」は
1942年(昭和17年)にアメリカで公開された映画です。
ちなみに上のスチル写真は、主人公のスミスとポーラ。
物語途中の、のんびりと川で魚釣りをしていたスミスが、
駆けつけてきたポーラにプロポーズをする大好きなシーン。
桜が印象的なラストシーンの写真も欲しかったのですが、
いい感じのものがなかったので残念。

内容はと言うと、とにかく美しい純愛映画です。
あの水野晴郎さんも大絶賛で、
「10回も見てしまった」と書かれていました。
やっぱり、男の方がほんとはちょっと優しくて、
女々しくて、ロマンティックな気がします^^

邦題は「心の旅路」。
DVDもたくさん出ているのでもし機会があればぜひ!






e0224570_18571411.jpg


いつもはこんな風に思っている。
写真は「表現」で、
自分が見たり、感じたりしたことを
どんなふうに表現できるかが大切。
だから、写真の出来を誰かと比べる必要はなくて、
自分のファインダーの中の、小さなキャンバスに描かれる
光のストーリーを丁寧に取り出していければいい。
出来れば、レンズを交換できるカメラがあって、
自己表現できる幅を広げていきたい、と。

でも、やっぱり写真は「記録」であって、
レンズを交換して美しいぼけを作らなくても
ソフトで加工して鮮やかに仕上げなくてもいい。
寧ろ、素敵な記憶色にすることで、
どんどんフィクションに近づき、
“いい写真”から離れていってしまう。

今回のスチル写真は時が経つことで、きっと、
そんな「表現」と「記録」がバランスよく
調和しているのかもしれない。

七十年前の何処かで、
誰かのカメラの前に間違いなくこの一瞬が存在したわけで、
歳月を経てよみがえり、今、その場景を僕に伝えてくれる。
スチル写真のスチル【still】とは、じっとした、静止した、の意。
動かない古い一枚の写真を手にして、
どんなカメラやどんなテクニックで、
また、どんな思いを持って撮ったのだろうかと
その一瞬へ想いを馳せることが出来る。

写真が美しいのは一枚の中に、
撮る人、撮られる人、見る人の思いが込められる
からだと思う。


「いやぁ、写真って本当にいいもんですね~」(晴郎風^^)





アトガキ

こうしてたった一枚の写真をなが~く待って手にするから価値があるんだぜっ!
と到着の日を夢みて感慨に浸りながら、なにげにもう一回ヤフオクで、
「心の旅路 スチール」と検索してみたら、
ちょっと小さいサイズのいろんなシーンのものが5枚セットで出品されていた。

開始価格 500円   入札0  発送元 京都府。 
べ、べつにいいもん、この写真ははいってなかったし…
(結局もう入札はしなかったけれど、3日とかで届いたな、たぶん。)

まぁあれだ、モノなんて所詮そんなもの。
評価で事実は変わらないし、物質としてただ存在するだけ。
あれやこれやとくだらない感情や、時代の通念に惑わされながら流れていく。

[PR]
by randomharvest | 2014-06-30 19:09 | その他


<< 【ambitious】 【coming soon】 >>